声を集めて職場環境改善へ
冷房運転時間延長が必要と認識
来年度以降に検討したいとの回答引き出す

来年度まで待てない!今すぐ延長を

8月20日、府職労は、冷房運転時間の延長、慢性的な長時間労働の解消、欠員の補充など、働きやすい職場環境をめざして団体交渉を行いました。

企画厚生課長からは「職員の快適な執務環境を確保する観点から更なる延長が必要であると認識」、「来年度以降の空調設備の委託拡大にあわせて検討」、「空調確保室を本館及び別館に設ける」などの回答がありました。

交渉では参加者から「本庁で残業している若手職員からは『空調確保室は実際には使いづらい。そんなことより冷房運転時間を少しでも延長してほしい』という声があがっている」、「時差出勤で8時半出勤ですが、7月以降は毎朝30℃超えており、汗だくになって仕事をしている」、「本庁や土木事務所で水防勤務にあたる職員は、深夜や休日にまで及ぶ勤務をしている。水防が深夜に解除されても、事務所に待機せざるを得ないことも多々ある。冷房が入らない中での徹夜業務は本当に過酷」などのリアルな声を伝え、冷房運転の延長を求めました。

回答では、実態を把握・理解し「延長が必要」との認識を示しながらも、「来年度以降の検討」としているため、府職労は「これは職員の命と健康にもかかわる問題であり、法令違反とも言うべき事態だ。直ちに延長せよ!」と求めました。

その他の交渉での主なやり取り(要約)

要求

勤務中に熱中症等の症状になった場合、公務災害認定されるよう責任をもって働きかけること。

回答

職員の公務災害認定請求にあたっては手続きについて協力する。

要求

窓口対応等が必要な職場で職員がフレックスタイム制度を利用する場合は、代替職員・非常勤職員等の配置を行うこと。また、フレックスタイム制度の利用は、希望する職員に限定し、業務等の都合で強制しないこと。

回答

フレックスタイム制度は、職員の申告を経て、所属長は適正公務運営を確保しつつ、職員の勤務時間の割振りを決定する。公務の運営に支障がある場合は、所属長の判断において、申請者と協議のうえ、申告と異なる勤務時間・休憩時間となることもある。

要求

適切な勤務時間管理を徹底し、不払い・サービス残業が起こらないよう周知・徹底すること。また、業務に必要な準備行為(パソコンの立ち上げ等)や業務終了後の業務に関連した後始末(清掃・庁舎内の移動等)についても勤務時間に含まれることを周知・徹底すること。

回答

厚生労働省が示す「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」等を踏まえて適切に対応する。

要求

慢性的な時間外勤務を解消、休憩時間や年休等の完全消化ができるよう業務量に応じた職員増を行うこと。

回答

時間外勤務等の適正化、年次休暇の使用促進については、さまざまな取組み等を通じて実効性の確保に努めている。業務量に見合った適正な配置に努め、適正な勤務労働条件の確保等に向けて取り組んでいく。

詳しい要求と回答の内容は組合員専用アプリ「TUNAG(ツナグ)」で公開しています

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