(病院労組)2024年夏季要求書提出

5月31日府職労・病院労組は、府立病院労組2024年夏季要求書を病院機構の遠山理事長あてに提出しました。

働きやすい職場環境を

要求書を提出にあたって、山本委員長は、「いくら、医療機器が発達したとしても、それを動かすのは職員。働きやすい職場環境にするのが、使用者としての責任です。夏季要求書は、職場からの切実な要求に基づいています。その要求にこたえた回答をお願いします。」と述べました。
続いて、要求書の重点を川津書記長から説明がありました。

オンコール手当支給を

今年4月に国立病院に準じて給料表改定したように、給料は国立病院、手当は大阪府と原則を引き続き基本とすること。とりわけ、オンコール手当については、臨床工学技士など人材を確保しなければならない職種からも職場から強い要望が出ており、何としても支給してほしいことを求めました。

65歳を越えても病院機構に雇用を

この間、府職労・病院労組が強く要求してきた非常勤職員に対し,一時金(ボーナス)が支給されることになりましたが、その支給率や金額は大阪府の非常勤職員に比べて相当低い水準となっています。手当は大阪府との原則を守り、さらなる一時金の引上げを求めました。
また、65歳を過ぎても本人の希望に基づき継続して病院機構に雇用できるよう強く求めました。

安心して子育てしながら働ける職場に

人員増等の要求では、希望した休暇が取れないなど人員不足は明らか。前倒し採用はしているが、人員不足は解消されていません。引き続き、働きやすい職場環境への改善を求めました。
子育て部分休暇については、病院労組は、粘り強く交渉を重ね、小学1年生まで取得できるようにさせてきましたが、大阪府と同じく小学校6年生まで拡大すべきと強く求めました。

労働組合に加入しよう

要求書を受け取った伊庭次長は、「病院の経営は、決算が2年連続の赤字になる見通しで厳しい。要求項目は、どれも重要事項であり真摯に協議していきたい。別途、回答する」と述べました。
府職労・病院労組は、職員の健康と安心して働き続けられる職場をはじめ、職員の労働条件の向上等をめざして、引き続き折衝・交渉を進めます。
労働組合が交渉するからこそ、少しずつでも要求が実現します。ともに働く仲間を守るためにも、労働組合に加入しましょう。

【PDF版(約508KB)】

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