パンチ島田のさすらい放湯記

笹谷ちびぞう源泉 山桜 桃の湯

市街地から外れて、ラブホテルに通じるかのような道を東北自動車道が見下ろせる高さまで登ると忽然と姿を現す。アジアンムードの内装と昔ながらの大衆演劇には戸惑うが、「天然大岩くりぬき風呂」や「ひのき風呂」など、浴槽の種類は多く、全てが源泉かけ流しというのが嬉しい。より眺望の良い「天空露天風呂」は通常女性用だが、男性用の露天風呂でも一関の町を一望。やや熱めの湯には湯の花が舞い、日によっては僅かに濁るという。リクライニングルームもあるなど施設は充実。宿泊もできるが、早朝五時から深夜まで営業する温泉としての利用が多い。

※温泉情報

①入浴施設・〇一九一(三三)一一一八

②岩手県一関市赤荻字笹谷三九三―六(JR東北新幹線一ノ関駅からタクシーで十五分)

③八百五十円(日祝三百三十円増)

④低張性―弱アルカリ性―高温泉・ナトリウム―塩化物泉、神経痛・筋肉痛など

 

公式サイト https://www.momonoyu.co.jp/

(島田祐輔)

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