みんなの力と労働組合が勝ち取った成果
しかし、あまりにも少なすぎる!さらなる増額めざし労働組合に入って声を上げよう!
今年の夏から継続交渉となっていた非常勤職員への一時金(ボーナス)支給を求めて、府職労・病院労組は何度も団体交渉を重ねてきました。その結果、12 月1 日に病院機構より「来年度から非常勤職員にボーナスを支給する」との回答を得ました。多くの仲間が組合に加入し、声をあげた成果です。
府職労・病院労組の要求を受けての病院機構の提案では、非常勤職員に令和6年度から期末手当を支給する。対象者は、勤務時間が1週あたり29時間以上かつ雇用期間が6か月以上である職員とし、期末手当の額は再雇用職員に準じて0.725月を2回支給、基準日は5月1日と11月1日、支給日は6月30日と12月10日との内容です。
ゼロ回答から支給へ!大きな一歩
これまで病院機構は一貫して「支給は困難」との回答をくり返していましたが、府職労・病院労組は折衝や交渉を何度も重ね、11月6日には21人での団体交渉も行い、「非常勤を差別しないで」「常勤と同じ仕事をしているのに・・・」など、非常勤職員の強い思いを直接伝えました。その結果が今回の支給につながりました。
常勤との格差は不満 ここをスタートにさらなる増額をめざす
しかし、今回の提案は、府職労・病院労組が要求していた「今年度からの支給」「常勤職員と同じ月数の支給」「全ての非常勤職員への支給」という要求には程遠く、とても不十分な内容です。
府職労・病院労組は、これまでの「支給ゼロ」からは大きな前進と受け止めるとともに、さらなる増額や対象拡大に向け、引き続き取り組みを強めます。
大阪府の非常勤職員と同じ取り扱いが原則「これで十分ではない」「引き続き検討」を確認
すでに大阪府では、3年前から週15時間30分以上勤務する非常勤職員に対し、期末手当が支給され、来年度からは勤勉手当も支給されることになり、正規職員と同様の支給となります。今回の提案内容は「府立病院職員の諸手当は大阪府職員に準ずる」という労使間のルールにも反するものです。
これに対し、府立病院機構は「府立病院職員の諸手当は大阪府職員に準ずるというルールは認識し、重く受け止めている」「今回の提案内容で十分とは思っておらず、今後も検討していく」と答えています。
みんなの組合加入とみんなの声が大きな成果に
今回、このような大きな前進が勝ち取れた背景には、この間、非常勤職員を含め、たくさんの病院で働く仲間が府職労に加入し、いっしょに声をあげることができたからです。みんなの要求を実現し、働きやすい環境をつくるため、みんなで府職労に加入しましょう!