みんなと一緒にやるのは楽しい
小学生の頃は、おとなしい性格で家の中でプラモデルばかり作っていました。中学2年生の歌声コンクールのとき、学級委員だった私はクラスのみんなと何を歌うかを決め、放課後は練習することで、みんなと過ごす時間が増えました。その時にクラスのみんなと一つの目標に向かってやりきったことで、みんなとやる楽しさを知りました。
高校ではクラブ活動をしながら生徒会活動もし、高校卒業後は大阪府に入庁し、中之島図書館に配属され、労働組合にもすぐに加入しました。
図書館は、司書の方が中心の職場ですが、私は行政職だったので消耗品などの発注担当をしていました。1年目は、仕事を覚えることに必死で、図書館のことは何でも知っているベテラン司書の先輩に頼っていました。その先輩は労働組合の役員もしていたのですが、ある日「職場の役員になってみないか」と声をかけられて、私でも力になれることがあるのではないかと思いやってみようと思いました。
先輩の協力も得ながら、職場役員みんなでニュースを作成したことや職場改善の要求を所属長と交渉して実現することもできました。職場活動を通じて、働きやすい職場をつくるには労働組合が必要なんだと実感しました。
誰かの力になりたい
職場活動だけでなく、青年部の活動などへの参加を通じて、いろいろな職場の仲間とも交流ができるようになりました。青年部活動もニュース作成や取り組みの準備など、いつも青年部の役員と一緒に活動してきました。
みんなで、わいわいと話をしたりすることが楽しかったですし、自分たちで何かを作り上げることにやりがいを感じていました。また、いろいろな職場の仲間と出会い、ときには頼ったり、頼られたり、助けあいながら活動してきたことが自分の活動の原動力になっていたと思います。
もし、労働組合の活動がなかったら、多くの仲間との出会いや助け合いもなく、今の自分はなかったと思います。その経験から今も誰かの力になりたいと思い活動を続けています。
働きづらくなっている職場を変えたい
労働組合活動を続けている中で、大阪府の各職場が年々忙しくなり、どんどん余裕がなくなり、人が足りないことを実感しています。多くの職員が労働組合に加入していた頃は、さまざまな職場の問題もすぐに労働組合に声が届き、職場での対応で解決できたことがたくさんありました。今では組合員がいない職場も増え、職場での問題も誰も声が上げられないまま、どんどん働きづらくなっている職場も多いのではないでしょうか。
「おかしい」ことを「おかしい」と言えるようにしていきたい、働き続けられる職場にしたい、そしてみんなから頼られ、みんなで声を上げることのできる労働組合にしたいと思っています。
安心して働き続けられる職場、働きがいのある職場にするためにも、みんなが労働組合に加入してほしいと思っています。
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