12月14日、マイドームおおさかで府職労第103回定期大会が開催され、各職場から80人が参加しました。約半数が女性組合員、40歳未満の若手組合員が2割超となりました。
大会の冒頭、小松委員長があいさつし、「府民のためにやりがいある仕事のできる職場を守りたい。仲間に勇気や希望を届けるため全力で頑張りたい。リラックスして参加できる有意義な場にしたい。府職労がどんな活動をしていくのか、やりたいと思うことをたくさん出しあい、決めていく大会にしたい」と述べました。
その後はランダムなグループに分かれて、それぞれの職場の状況などを共有し、その後は年代や職種ごとのグループにわかれて、活動方針の柱に沿って「労働組合でやりたいこと」をみんなで話し合い、全体でシェアしました。
最後には、全員で大会を振り返り、①良かったこと、学び・気づき、②来年はこんな大会になったらいいなぁ、③この1年間でチャレンジしたいことを出しあい、和気あいあいとした楽しい雰囲気の中で大会を終えました。
こんな労働組合活動がしたい!
定期大会のグループワークで出された意見
Ⅰ 気軽に話ができる、支え合える、大切な仲間に出会える労働組合活動
- 話し合える場や集まれる場(小規模イベント)を開催し、組合員どうしのつながりを広げる
- 府職労のインスタを作成し、若手組合員が運営
- ランチタイム集会の開催
- 組合員どうしが気軽に仕事の悩みを相談したり、愚痴を言える場(ツール)の作成
- 府職労の取り組みをもっと知らせる取り組み(機関紙「府職の友」の発行、SNSの活用など)
- セット共済、火災共済、個人賠償責任共済など共済のお得さをアピール
Ⅱ 職員の命と健康を守り、職員がよりよい人生を送るために、「人の余裕」、「時間の余裕」、「心の余裕」のある働きやすい職場づくり
- ハラスメント防止・根絶、職場環境の改善を求める取り組み
職場安全衛生委員会活動の活性化をめざして学習会や実践講座などを開催- サービス残業の根絶、時間外勤務申請の徹底
労働時間や労働基準法、地方公務員法についての学習会- 相対評価制度の廃止・見直しを求める取り組み
- 子ども家庭センター(児童相談所)の働き方の改善をめざす取り組み
- 職場満足度調査(人員不足を含めたアンケート)の実施
- 病院の休暇(年休・リフレッシュ休暇)を取りやすくするための取り組み
- 職場の問題点や不満を話せる場づくりと課題解決をめざすワーキング
- 産休、育休等の代替の配置の徹底、欠員補充を求める取り組み
- 休暇制度についての学習会や制度を知らせるパンフレットの発行
Ⅲ 府民が安心して働き暮らせる大阪府をつくろう
- 万博やカジノ、大型インフラ整備・開発よりも医療、公衆衛生、福祉、教育の充実をめざす取り組み
- 中長期的な人の育成ができる府政を求める取り組み
- 職員の増員で府民サービスの向上をめざす
- 大阪府の仕事について府民の理解を広げ、ともに考える取り組み(地方自治研究活動)
- 病院や施設の適正な配置(配置基準の見直し)をめざす取り組み
- 府立病院は地域医療の最後の砦であり、大阪府の運営負担金の増額をめざす取り組み
- 府民要求を掲げる団体やさまざまな団体(NPO法人など)との共同をつくる
Ⅳ 一人一人が大切にされ、誰もが平和に安心して暮らせる社会をめざします
- 「自己責任」を押しつけるのではなく、お互いに支え合い、助け合える社会をめざす
- 最低賃金の引上げをめざす取り組み
- 格差と貧困の解消、社会保障や公衆衛生の充実をめざす取り組み
- いま起きている戦争を止めるための取り組み、被害者の支援活動
- 「人を殺すための仕事はしたくない」「誰もが安心して明日を迎えられる社会を」平和や憲法に目を向ける取り組みを進める
定期大会を振り返って
参加者の声
もっと参加したい
- いろんな職場の人と出会え、いろんな話を聞けるのがとても貴重。自分の職場を見直す機会にもなった。
- わからないまま参加したけど学ぶことが多かった。こんな場ならもっと参加したいなと思った。
- いろんな現場の声を聞けてよかった。つながりをつくることができた。
- 他の人の職場の話を聞くことで、自分の働く環境を見つめなおす機会になった。
視野が広がった
- 多職種の人と話すことで視野が広がった。「話したくないときは話さなくていい」というルールがあったので気負いがなくなった。また参加したいと思った。
- グループワークの時間がたくさんあったが、まだ話し足りないと思った。もっとグループワークの時間を増やせたらいいなと思った。
- 今日グループで話したことを今日の参加者にも声をかけて一緒にチャレンジしたいと感じた。
気軽に参加できる
- この雰囲気なら気軽に参加できると感じた。
- 美味しいお菓子や飲み物もあって、過ごしやすい環境だった。
- 組合のつながりをいかして、小規模集まりをつくるためにがんばりたい!
- 「仕方ない」という考えを捨て「これでいいのか?」と思ってものごとを見ることが大事だと気づいた。交渉に有効なプレゼンテーション能力を身に着けたい。