My Story ~私と労働組合⑨~ あなたの声が労働条件、 環境を変えるきっかけになります

つながり話せるよろず相談のような存在

新卒で平成20年に入庁しました。入庁当時、社会福祉職が50名採用で同期もたくさんいました。労働組合で新採歓迎会もあり、現場の先輩とも話ができると同期と飲み会に参加したことが労働組合との出会いです。

当時は、各職場に組合員の人も多くおられ、イベント、大会などに声をかけて下さることもあり、他の職場の人の話を聞いたり、何か繋がりができたらという思いでさまざまなイベントにも参加しました。

労働組合に加入し、新卒だったので生命保険にも加入しておらず、お互いに助け合えるセット共済にも声をかけていただき、合わせて加入しました。加入していたおかげで、出産のときにも必要な手術や入院代について組合事務所へ問い合わせるだけで手続きの方法も調べて教えていただけたことが心強かったです。

私にとって労働組合とは仕事や家庭のことを含め、気軽に話し合える「よろず相談」のような存在です。職種、年齢、性別などさまざまな方が労働組合に加入し役員になっています。自分の困っていることを先輩役員に相談することで、今後の後輩役員に役立つこともあると感じています。

自分たちが働き続けられるように声をあげていくことが労働条件、環境を変えるきっかけになると感じています。今、本部役員となり、社会問題と隣合わせに労働問題があると感じています。

自分にできることを自分らしくやっていきたい

子どもを妊娠・出産し、同じ職場へ復帰して慣れた仕事であれば家庭と仕事の両立も工夫次第で何とかなるかもしれません。公務員はどんな職場でも必ず異動があります。私も今年度異動となり、新たな職場で仕事を覚えながら自分なりの働き方、家庭との両立を試行錯誤しながら毎日を過ごしています。

任せられた仕事がある中で、子どもの看病やイベントなどがあり、仕事を休まないといけないことも多くあります。職場内の人間関係もそうですが、自分だけで抱え込まずに声を上げる、行動することで周りも気にかけてくれたり支え合える気がしています。

我が家も長女が8歳、次女、三女5歳(双子)とすっかり大きくなりました。私が組合役員になったのも、以前からイベントや大会で出会った仲間が一緒に役員をやろうと声をかけてくれたこと、オンライン会議でもあり、なおかつ無理せず参加できる活動になったことが大きかったです。

同年代の子育て中のママが仕事、家庭との両立をしながら働いています。今、さまざまな休暇制度もあるなか、職場環境、人手不足によって使える制度も使えない状況になっていると思います。私の同期も50名いましたが、半数近く辞めてしまっています。辞めたと聞いたときは残念でなりませんでした。

仲間と自分の気持ちを声に出し形にしていく

労働組合の活動によって、労働条件の改善、休暇制度も充実しています。労働組合が組合員の声を集め要求し、交渉してきたからこそ、子育て部分休業についても小学3年生まで取得できるようになり少しずつ要求を実現できています。これからを支えていく子どもたちのためにも自分のできることを精一杯やりたいと思います。

ぜひ、労働組合に加入し周りの組合員に些細なことでも相談して下さい。あなたの声が労働条件、環境を変えるきっかけになります。組合員になると役員をしないといけないなど負担に思われている人もいるかと思いますが、私自身もそう思っていました。でも、役員になったからと言って特別変わったことはなく、会議に参加して自分の気持ち、考えを話すことかと思っています。仲間がいて、どんな意見も聞いて活動に繋げていけるのが労働組合の良さかと思います。これからも組合活動を無理なく、楽しみながらやっていきたいと思います。

組合加入はこちらから▼

https://www.fusyokuro.gr.jp/participation

ページトップへ