小布施温泉 穴観音の湯
栗と北斎の町、信州小布施の雁田山の中腹に建つ日帰り温泉。経営の異なる隣接の温泉施設と棲み分け、意外な程賑わう。エレベータで玄関に昇ると、眼下の林檎畑や市街地から遠く北信五岳や北アルプスまでの大パノラマ。源泉は、湧き出たときは極薄く緑がかった澄んだ湯で、かけ流しの露天風呂では少し温いので蒸気で加温しているが、循環使用の内湯では時間の経過によって乳白色から乳青色に変わり、硫化水素臭も顕著。裏の崖の岩窟には福島正則が安置したとされる観音があり、それが温泉の名前の由来。
※温泉情報
①入浴施設・〇二六(二四七)二五二五
②長野県上高井郡小布施町雁田一一九四(長野電鉄長野線小布施駅から町内周遊シャトルバスで「おぶせ温泉前」下車すぐ)
③六百円
④低張性―弱アルカリ性―高温泉・含硫黄―カルシウム・ナトリウム―塩化物泉、神経痛・筋肉痛など
(島田祐輔)