大阪府の各職場では、洋式トイレの数が少なく、洋式トイレの設置を求める声が強くあります。「大阪府に就職して人生で初めて和式トイレを使った」という人もいます。「時代遅れ」の状態です。府職労はこれまでの交渉でも、洋式化を強く求めていますが、府は「一定数を確保できていると考えている。トイレの改修工事を行う場合には検討する」という、実態や職員の声を無視する回答に終始しています。
別館職員にアンケートを実施
5月29日、府職労はとりわけ建物が古く、洋式トイレが少ないという声が強くある府庁別館の職員を対象に緊急アンケートに取り組みました。1日だけの取り組みでしたが、506人の職員のみなさんから回答が寄せられました。
アンケート結果では、職員の87%が「洋式を使用したい」と思っており、実態と大きな乖離があることが明らかになりました。洋式トイレが使えずに他のフロアを利用する頻度については、1日1回以上36%、週に1回以上32%となっています。トイレで困ったエピソードについては248人から切実な声が寄せられました。
府職労はこうした声をもとに、引き続きトイレの洋式化と衛生管理の徹底を求めて取り組みを進めます。
職場のトイレで困ったエピソードから
- トイレに行くのが嫌で水分摂取を我慢している。
- 人生で初めて和式を使わざるをえない環境にいます。ウォシュレット、ビデがなく、生理の時に困っています。洋式が少なく他の階を探すためムダな時間がかかります。
- トイレットペーパーの予備がない時がある。
- 会議前にトイレに行こうとしても、いつも混んでいるのでいけないときがある。
- 和式が空いていても誰も入らず、洋式待ちの列ができる。和式の個室がムダ。
- 女性が多いのに女性トイレの洋式及び個室の数が少ない。
- 洗面の排水がたまって困ることがあります。
- トイレの臭いが気になって行くのが億劫になる。
- ホコリだらけ、ゴミだらけ、便座クリーナーもないし、感染が心配です。
- 個室の建付けが悪く、閉まりづらいことがある。レバーやパイプから水漏れしていることが多い。
- 便座を拭く除菌液等を設置してほしい。
- トイレットペーパーと同様に生理用品を配置してほしい。
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