「残業が多すぎてつらい」「子育てしながら働くのが大変」「職場の人間関係に悩んでいる」など、労働組合にはたくさんの相談が寄せられます。
労働組合はみなさんの声を集めて「要求書」を提出し、大阪府や府立病院、研究所とそれぞれ交渉します。その結果、給料やボーナスの引上げ、子育てや介護のための休暇制度をはじめ、さまざまな制度をつくってきました。
しかし、どんなに制度ができても、取得できなければ意味がありません。働きやすい職場にするために、職員を増やすためにも声をあげています。コロナ禍の中、大阪府では一昨年は133人、昨年は29人の職員増も実現しました。
女性は結婚すると仕事を選ぶか、家庭を選ぶか、そんな選択を迫られていた時代もありました。今はあたりまえの年次休暇や産前産後休暇、育児休暇をはじめ、出産や子育て、介護のための休暇制度も、すべて労働組合が声をあげて交渉して実現してきたものです。