労働組合はみんなが入るもの
私は高校まで長崎県で過ごし、卒業後に一般行政職員として大阪府に採用されました。右も左もわからないまま初めての仕事に就くことになりました。勤めて2日目には当時の府職労婦人部長さんに、労働組合が何のためにあるのかという話や労働組合のいろんな取り組みについて話がありました。
まだ何もわかっていなかったので「加入してると良いことがあるんだなぁ」ぐらいにしか感じませんでしたが、当時はどの職場でも組合に加入していることが当たり前でしたので、私も「労働組合はみんなが入るもの」と思い、すぐに加入しました。
勝ち取ってきた権利を使い、守る
私が働き始めた頃は、まだまだ女性が働きづらい環境でした。採用から結婚、出産等、その都度、労働組合が頑張って勝ち取ってきた権利を使って働き続けることができました。その中でも覚えているのが1人目の子どもの出産のとき、切迫早産になりかけて予定より早く病気休暇を使わせて頂きました。他にも産前産後休暇、保育休暇、家族休暇など、まだまだたくさんあります。しかし、すでに廃止されてしまった休暇もあります。
この間も府職労の交渉で、不妊治療休暇や育児部分休暇制度の拡充も実現しましたが、さらに拡充をめざしています。生理休暇をもっと取得しやすくするための取り組みにも力をいれていきたいです。
私たち女性が安心していつまでも働き続けられるのもこれまでの先輩、そして府職労の仲間たちが要求・交渉し、みんなの意見をトップまで伝えることができるからです。一人一人の声は直接届きませんが、みんなの声を集めて代弁することができるのが労働組合です。
その仲間が増えると、もっともっと大きな力となり、これまでできなかったことが可能になったり、一人で悩んで声を出せない人がまわりに相談したり、その声を広げることができます。
変えていけるのが労働組合
最近では、大阪府の職場はこれからもっと働きにくくなっていくのではないかと危機感を感じています。どこへ異動しても府職労の仲間がいるということは心強いものです。ぜひ、まだ加入されていない方も、これからも安心して働き続けるためにも府職労に加入して一緒に仲間を増やしてほしいと思います。絶対に無理だと思っていたことも、数は力となって変えられるときがあります。職場や職種を超えて横のつながりも広がります。これからも安心して働き続けられる仲間と一緒に頑張りたいと思います。
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