みんなの力でさらなる賃上げと働きやすい職場を実現しよう
知事部局
府労組連(府職労と大教組)は10月18日に「2023年秋季要求書」提出し、団体交渉を続けてきました。11月9日に総務部長より最終回答が示されました。非常勤職員を含む全職員の給料や一時金(ボーナス)の引上げなど、さまざまな要求が実現しました。その結果、11月議会での条例可決後に全職員に差額が支給されます。
しかし、今回の交渉で、強く求めた中堅・ベテラン職員の賃上げ額の上積みや家族休暇、リフレッシュ休暇の復活などを実現させることはできませんでした。
私たちの賃金や労働条件は、民間労働者に大きく影響されます。大幅な賃上げを実現するには、府内の民間企業で働く労働者の賃上げや最低賃金の引上げが必要です。2024春闘での大幅賃上げをめざし、民間労働者と連携して取り組みを今後も進めます。
今回、府職労が勝ち取った成果は、全職員に還元されます。労働組合がより大きな力を発揮するには、多くの職員が労働組合に加入することが必要です。ぜひ府職労に加入してください。
府立病院
病院労組は11月6日に「2023年秋季要求書」を提出し、継続交渉となっていた非常勤職員への一時金(ボーナス)支給を求めて機構本部と団体交渉を繰り返し行っています。
11月6日の団体交渉には各センターから非常勤職員を含む21人が参加し、リアルな声を伝えました。
しかし、病院機構は、「厳しい経営状況であり、現時点では支給することは困難」との回答をくり返しました。その後、21日の団体交渉では「来年度から期末手当を支給するよう鋭意調整している」と、またしても支給を先延ばしするとともに、期末手当のみに限定する不誠実な回答を行ったため、病院労組は「全く話にならない」と回答の受け取りを拒否し「再検討のうえ、あらためて折衝、交渉を行え」と伝えています。
非常勤職員の一時金支給は、いまや常識であり一刻の猶予もできません。今年度中の支給は一歩も譲れません。病院機構は「病院経営」を理由に持ち出していますが、非常勤職員の給料や一時金は財政の調整のためにあるのではありません。明らかな非常勤職員差別であり、それを許すことは絶対にできません。
病院労組は、今年度の支給を何としても実現するため、引き続き全力で取り組みを進めます。
非常勤職員を差別する病院機構を許さないためにも、多くの組合員のみなさんのご協力をよろしくお願いします。労働組合に加入していない方は、ぜひ府職労に加入してください。
交渉での切実な声
- 看護助手として働いて10年目ですが、ボーナスも退職金もありません。働けど働けど生活は苦しいです。ボーナス支給日には同じ病棟の看護師さんたちは「今日はボーナスだ」と言って顔がほころんでいます。でも私にはありません。わかっていても、やっぱり落ち込みます。
(非常勤・看護助手)- 別の病院で働いていたときはボーナスがあり、退職金ももらえました。本当にありがたかったです。府立の病院で働いて4年になりますが、ボーナスは出ませんし、退職金もありません。患者さんの下の世話も一度も嫌だと思ったことはありませんし、この仕事を誇りに思っています。
(非常勤・看護助手)- 非常勤と常勤の格差がありすぎます。同じ職場で同じ仕事をしています。私たちにはボーナスもない、昇給もない、退職金もないし、有給すら取れません。これは人権問題です。ぜひボーナス支給してください。
(非常勤・看護助手)- 仕事内容も常勤と非常勤の違いはなく、ただ勤務時間数だけが少し違うというだけです。非常勤職員の方々も安心して働けるような職場になってほしいです。私たちの職場は非常勤職員の方々がいないと仕事が回りません。本来ならば常勤職員にするべきです。
(常勤・社会福祉職)
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