7月15日(土)府職労は「職場安全衛生活動のための学習&交流会」を開催しました。職場の労働安全衛生委員のみなさんをはじめ25人の参加がありました。
大阪職業病対策連絡会の藤野ゆきさんを講師に迎え、安全衛生活動にかかわるクイズや職場の「快適・便利・安全」なところ「不快・不便・危険」と思うことを出し合い、どう解決するかなどのグループワークを行い、みんなで楽しく学ぶことができました。
学習会の最後に、藤野さんは「人が環境に合わせて無理をするのではなく、人が働きやすくなるように環境を合わせることが大切」と強調しました。
働きやすい職場づくりの第一歩
職場の労働安全衛生活動は、労働基準法や労働安全衛生法にもとづく活動で、使用者と労働者の双方が取り組まなければならない活動です。そして、労働基準法や労働安全衛生法に書かれているものは最低基準であり、使用者と労働者は向上を図るように努めなければならないとされています。労働基準法や労働安全衛生法を守るのは当然のことですが、法に反していなければ良いということではないということです。安全で快適な働きやすい職場をつくることは、使用者と労働者双方が取り組み続けなければならない大切な課題です。
参加者の声
- 「身近なことから」ということが聞けて、活動の目標を持ちやすくなりました。
- 非常にわかりやすく楽しく話を聞けた。
- まず実態を知らないといけない、仕方がないではなく、気づいて提案することが大事であることを学びました。
- 職場の環境を良くする、働きやすい職場をつくるためには、労働者側も、常に職場に目を配り、意見を聞いて、意識をもって良くしていこうとすることに責任をもつということをあらためて認識しました。
- 単に所属からの報告を聞くだけではなく、要求を出して行くことが、安全衛生活動を前進させることがわかった。
- グループワークで話しながら考えることができて楽しかったです。
- 安全衛生活動の基本的なことを学んで、職場の要求活動に活かしていきたい。
- 職場の労働安全衛生委員会の委員をしていますが、ワンパターンで改善策がなく、目的や意義がわからないまま出席していました。この勉強会でどういうことをチェックしていけばいいかわかりました。
- 今日のグループワークで、職場環境の細かい悩みが自分だけ思っていることではないのだと気付けてよかったです。
- 普段疑問に感じていても、まわりを見ると何も言わずにいるので、自分がおかしいのかな、こんなものかと思っていたことが、今日おかしかったんだと思えてよかったです。職場環境を考えるって大切だと感じました。
- 今年から職場の衛生管理者となり、委員会で何を話せばよいか苦慮していましたが、安全衛生の意義がわかり、議題の探し方もわかり、非常によかった。
- グループワークでは、みんなで話し合い、具体的に提案できるものに仕上げたと思います。次回も楽しみにしています。
- グループワークも盛り上がり、労安活動をがんばろうと思いました。職場でもこんな勉強会してみようと思いました。