昨年1月に国内一例目の新型コロナウイルス感染症が発生してから1年以上が経ちました。ワクチン接種が進む一方、繰り返される緊急事態宣言で危機感は薄れ、感染者は増加の一途をたどっています。こうした中、府民のために、日夜職務に奮闘されておられるすべてのみなさんに、心から表敬いたします
いま、コロナ関連職場を中心に長時間労働を余儀なくされている職員が多くいます。「公務職場だから仕方ない」そんな声も耳にします。本当にそうでしょうか。たしかに、災害時などやむを得ない場合もあると思います。しかし、「公務職場」だからという理由で、過労死ラインを超える長時間労働に免罪符を与えるべきではありません。ゆっくり休息したり、家族との時間を過ごしたりできない人がいる、こんな状況は「あたりまえ」ではないのです
「可惜身命(あたらしんみょう)」という四字熟語の「可惜」は、大切なものが相応しい扱いを受けていないという意味があります。自分を守れるのは自分しかいません。何よりも自らの命を守ること。私たち一人ひとりが大切にされる職場にしていきましょう。
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