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今年の節分は124年ぶりに2月2日だった。もともと「節分」とは、名前の通り季節を分けることであり、立春、立夏、立秋、立冬と四季に合わせて年4回、それぞれの前日が節分であったが、今では立春の前日だけを「節分」と呼ぶのが一般的だ。旧暦では立春の頃が新年で、春夏秋冬のなかでも新しい年を迎えるこの日は、特に重要視され今日に至っている。

今年の節分の日には、豆まきをしたり、恵方巻を食べながら「コロナ禍」の収束を願った方も多かっただろう。節分では1年間の厄を落とすことが最重要事項とされ、新しい年は病気や心配事や不幸もなく、楽しく暮らしたい。だから、悪いもの・ことの集まりである「鬼」をやっつけるというわけである。季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期で、天気や気候が不安定で風邪を引く人も多く、節分という行事でもって人々に注意を促すという意味もあったようだ。

早く「コロナ禍」が収束することを願い、また、府政が府民や府職員にとって、少しでも良い政治に変わっていくよう、「このままの府政ではアカン」と多くの府民に注意喚起できればと思う。 (M)
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